第八章・アクセス数を稼ぐ為の悪質な手法



<手っ取り早くアクセス数を稼ぐ方法>


貴方が、サイトを立てたとします。
さて、貴方のサイトにユーザを集めるには、どうすればいいでしょうか?
至って簡単です。
掲示板で自作自演を繰り返し、貴方のサイトが、盛り上がっているように見せかければよいのです。
通りがかったユーザは、多数の常連がいるんだと勘違いし、興味を抱いてくれる事でしょう。

では、他サイトから、一度に多数の人を誘致するには、どうすれば良いでしょうか?
方法は三つあります。


一つは、貴方の掲示板で、他サイトで起きている喧嘩を煽る事です。
まず、二つ以上の陣営に分かれて喧嘩しているサイトを探して下さい。それを監視する掲示板を立てましょう。
監視用の掲示板が出来たら、一方の陣営の口調を真似ながら、もう一方の陣営を中傷する投稿を繰り返しましょう。
ここで大事なのは、貴方が煽っているという事実を決して悟られてはならぬ事です。
あくまで、“あたかも喧嘩の当事者たちが匿名で中傷している”ように見せかけねばなりません。
さて、少しは中傷投稿が書き溜まったでしょうか?
ならば彼等の元に出向き、貴方の掲示板で中傷が繰り返されている事を知らせて上げて下さい。
中傷掲示板の存在を知った彼等は、貴方の工作に気づかずに、敵対陣営の卑劣な嫌がらせだと勘違いしてくれる筈です。
たちまち、貴方の掲示板に両陣営が雪崩れ込み、大喧嘩を始めてくれる事は受け合いです。
後は、両陣営の関係者を演じながら煽り続ければ、順調にアクセス数を稼ぐ事ができます。
喧嘩が大きくなればなるほど、参戦者も見学人も増え、アクセス数は急上昇です。


二つ目の方法は、貴方の掲示板で、上記の方法を個人に対して行う事です。
まずターゲットを撰びましょう。
そうですね、ターゲットは個性の強い人か、挑発に乗りやすい人や怒りっぽい人がいいでしょう。
ターゲットを決めたら、ターゲットを監視する掲示板を立てましょう。そして、ターゲットを批判する投稿を繰り返して下さい。
同時に、ターゲットの汚点を出来るだけ多く収拾して晒し、より酷く見えるように歪曲し、誇大に批判して見せましょう。
ここで大事なのは、自作自演を繰り返す事によって、“不特定多数の人”が批判しているようみ見せかける事です。もちろん、煽っているのが貴方一人であってでもです。
貴方の努力次第で、掲示板を定期的にロムしていた人々は、次第に興味を示してくれる筈です。
そして、興味を抱いた人々は、このような感想を抱いてくれる事でしょう。
「わあ、こんなにも大勢の人から批判されている、とんでもない人がいるんだ〜」

しばらく待てば、ロム数が増加し始めます。
もうしばらく待てば、噂が噂を呼び、他サイトからリンクを張られ、ターゲットを監視する人々が増え始めます。
さらにしばらく待てば、遂に、批判に参加する人たちがチラホラと現れる事でしょう。
さあ、面白くなってきました。
ターゲットのプライベート情報を出来るだけ多く収拾し、掲示板に貼り付けましょう。
そして、あたかもターゲットの事を良く知っている友人たちが、匿名で中傷しているかのように演じて下さい。
ターゲットは、そろそろ自分が集団ストーキングされている事に気づく筈です。否、気付かなければ教えて上げてください。
さて、ターゲットは、自分が集団ストーキングの対象になっていた事に気づきました。
さあ、祭り(集団リンチ)の始まりです!
貴方が煽れば煽るほど、ターゲットは暴れ出し、どんどん自ら中傷ネタを量産し始めてくれる事でしょう。
貴方が、友人が匿名で煽っているかのように見せかければ、勘違いしたターゲットは、間抜けにも友人らと大喧嘩を始めてくれる筈です。
祭りは、ターゲットの友人までもを巻き込み、最高潮に達しました。
この祭りを可能な限り維持し続ければ、順調にアクセス数を稼げる事でしょう。


三つ目の方法は、貴方の掲示板で、世間の注目を集める事件を勃発させる事です。
取りあえず、掲示板で「犯行予告」を行ってみましょう。
警察沙汰になればTVに取り上げられ、たちまち、あなたの掲示板は世間に知れ渡るはずです。
もちろん、あなた自身が「犯行予告」なんてやってしまっては大変な事になります。
「犯行予告」を行うのは貴方ではなく、貴方の掲示板の住人の一人です。
貴方の仕事は「犯行予告」を誘発する事です。決して、あなた自身が行ってはいけません。
慎重に「犯行予告」に近い発言をジョークとして繰り返しましょう。
その内、暇な人が真似をし始めてくれれば幸運です。
後は、その人が本当に「犯行予告」を口にするまで、誘導し続ければ良いのです。
彼が投稿する度に、彼がロムする度に、慎重に煽りましょう。
わあ!成功です!
遂に彼は、冗談のつもりで「犯行予告」を行ってくれました!
さあ、これを逃してはいけません。この事実を徹底的に宣伝しましょう。
この事を指摘する掲示板を立ち上げ、
この冗談から始まった発言を“警察沙汰になるまで”一挙に盛上げるのです。
これが成功すれば、貴方の掲示板の知名度UPは間違いありません!


以上が、貴方の掲示板を盛上げ、アクセスを急増させる骨です。
・・・・え?
そんな事を繰り返せば、掲示板の治安も風紀も無茶苦茶になってしまうですって?
いえいえ、そんな事を気にする必要はありません。だって貴方は、ユーザの為に「憩いの場」を提供している訳ではないのです。
ただ、アクセス数を伸ばして広告料を得、大量のログを販売したいだけなのですから。
貴方の工作のお陰で、他人の人間関係が壊れてしまおうが、逮捕者がでようが気にする必要はありません。
貴方の煽りのお陰で、リンチとストーキングを受けた人々が、正常な日常を送れなくなろうが、煽りに耐えかねて自殺しようが、気にする必要はありません。
・・・・え?
そんな冷酷な事ができる筈がないですって?
そんな事をしてまで、アクセス数を伸ばそうと目論む者などいるはずがないですって?
あははははは、それは貴方が知らぬだけですよ。
だって、この手法でアクセス数を稼いできたサイトが、既に存在しているのですから。

そう・・・・・私たちが良く知っている2chです・・・・。
2chは、このような手段を多用して、ここまで巨大化する事ができたのです。
そして、上記の工作を担当する2chのスタッフこそが、プロ固定、プロ名無しと呼ばれる専業の煽り屋なのです。

以下に、2chの元スタッフであり、最初の告発者である井上玄の日記から、プロ固定に関する部分を掲載します。





<井上玄の日記の抜粋・プロ固定の告発>

2002.10.8 (火) プロ固定とは?
このサイトでよく使われる「プロ固定」についてご存じない方のために、聞き慣れない「プロ固定」について解説します。

プロ固定とは、正式には2ちゃんねるでは「外交処理担当班」と呼ばれているそうです。

この組織の正式な任務は、「2ちゃんねると他サイトとの折衝」ということになっています。しかし、その実態は要するにテキ屋でいうところの「サクラ」です。

彼らの仕事は
・2ちゃんねる内での情報コントロール
・スレッドの管理、維持、盛り上げ、沈静。
・他の指定したサイトへの組織的な荒らし、誹謗中傷。
・多人数に見せかける自作自演によりインターネット世論の作成。
・ターゲットに罠を仕掛けてネタ作りをする

などです。彼らは2ちゃんねるに書き込みすることによって金銭的報酬を受け取っているのです。

プロ固定専用の交流場所(VIP板)への入り口(注意:いたずら厳禁)
http://saki.2ch.net/____vip/

報酬は特殊な方法で管理人ひろゆき氏が算出し、各人へ振り込んでいます。その計算法により、その報酬額は変動するので、プロ固定は必死にならざるを得ないのです。

切込隊長氏も報酬を出していました。報酬を得ていたプロ固定は「隊長派」と呼ばれていました。
隊長派は報酬は高いけれど能力主義なので、下手をするとすぐにクビになります。
その点、ひろゆき氏は寛大(?)だったのでひろゆき派は忠誠心は強いようです。

おもなひろゆき派プロ固定は、金土日、歌丸、珍満腹、75MHz など。金土日と歌丸は同一人物ではないかとわたしは思っています。

かたや、隊長派プロ固定は、お茶くみちびふさ、年金最悪、良識、京都751 などなど。ひろゆき派の嫌がらせや人間関係に嫌気が差して引退した人もいます。

プロ固定の報酬といってもさほど高いものではなく、一部を除いてせいぜい小遣い銭程度です。ただし金土日らのような「職業プロ固定」は高給です。
それも2ちゃんねる内でもめた原因の一つなのです。

プロ固定の多くは30代の三流フリーライターや編集者であり、さほど忙しくない仕事の合間にプロ固定の仕事をアルバイト的にこなしています。本業ではせいぜいエロネタの短編ぐらいが関の山の連中です。だから他人の誹謗やエロネタはあんなに上手なんですよ。

現在、切込隊長氏が追放されたため、隊長派のプロ固定の多くは道を同じくし、離脱した者が多いようです。
なんとか居残った者はひろゆき氏への忠誠を誓わされ、ひろゆき派よりも低い扱いに甘んじている状態です。


2002.10.13 (日) プロ固定によるワンパターンな嫌がらせ(その1)
プロ固定たちの仕事のひとつ、荒らし部隊を組織してターゲットを攻撃する方法を紹介しますので、参考にして下さい。

まず、重要度の高い攻撃相手は「2ちゃんねるを堂々と非難するサイト」です。これは敵と見なして徹底的につぶれるまで攻撃します。

また、「2ちゃんねるのパクリ・もしくは類似サイト」も攻撃対象です。さらに「かなりユーザーが増えてきている掲示板サイトで、2ちゃんねると無関係のサイト」も攻撃対象となります。

つまり、2ちゃんねるの存在をおびやかすサイトは攻撃対象に指定されるのです。

また、「2ちゃんねるでネタになりそうなウォッチ先」として見つかった場合も攻撃を受けることとなります。
こういう人たちはちょっとした変人である場合が多く、簡単に彼らプロ固定たちの術にはまってしまいやすいのです。
また、そういう人たちをいつも彼らプロ固定は必死に捜しています。

ネタ対象を見つけるために、彼らプロ固定はつねに深く沈んだスレッドを監視しています。
沈んだスレッドとは2ちゃんねる掲示板の「スレッド一覧はこちら」をクリックするとあらわれるスレッド一覧の下の方の目立たないスレッドです。

sage進行で目立たないスレッドは特定の身内集団だけの密談場所になっている場合が多く、ついうっかり秘密を漏らしてしまうからなのです。
だから週刊誌の記者や編集者たちが集う、底に沈んだ小さなスレッドなどはネタ発掘場所として常にチェックされています。

で、うまくゆけば週刊誌の記事よりも早くゴシップネタをスッパ抜くことができるんです。記者のみなさん、気を付けて下さいよ。ネタ出しを煽っているのはプロ固定たちなんですからね。

また、時に彼らプロ固定は自分が担当している板に情報収集のためのスレッドを立ててそこで煽ってネタを収集しています。あるでしょ、そういうスレッドが。「内部告発してみよう!」みたいなスレッド。あれですよ。
目立つと困るので、sage進行をそれとなく強制していますよね。釣られないように気を付けて下さい。
(つづく)

2002.10.15 (火) プロ固定によるワンパターンな嫌がらせ(その2)
さて、ターゲットを見つけたら、まず、彼らはこっそりとターゲットに関する情報をできるかぎり集め、調査し、データをローカルディスクに保存しておきます。どんなものも残らず収集するのです。
サイトのリンク先や検索エンジンで検索した結果まで保存しておくのですから徹底しています。

収集し終わったなら、まず、2ちゃんねる内の適合するカテゴリの板にスレッドを立て、「こんなバカがいるぞ、みんな見てみろ」というような書き込みを始めます。

ある程度計画的に罵詈雑言の誹謗中傷を書き溜めてレス数を伸ばしておきます。当然リンクしておき、さらし者にして笑いものにします。

そして、ターゲットのサイトの運営者が「最近アクセス数が伸びたけどなぜかな」などと不思議に思い始めた頃、そのサイトの掲示板に嫌がらせ書き込みを始めます。
嫌がらせはどんなことでもいいんです。とにかくいちばん嫌がりそうなことを書き続けるのです。真偽は関係ないのです。

サイトに掲示板がない場合は親しいサイトの掲示板に書き込んだり、常連チャットに嫌がらせをしたりします。

そして、「大変です、2ちゃんねるであなたは叩かれています。URLは・・・」と親切そうに2ちゃんねるの攻撃スレッドを紹介して見させるのです。

なお、掲示板がない場合はこれらの情報をメールで知らせる方法を取っています。
だから、掲示板があるサイトはターゲットとして攻撃しやすいことは確かです。

そして、ターゲットは自分に対する激烈な誹謗中傷、罵詈雑言を見せつけられるのです。

敵は多人数の上に罵詈雑言のプロですからいちいち相手にしてもとても追いつくものではありません。
ふつうの人はこれだけで精神的にまいってしまい、夜は寝つけなくなり、掲示板がある場合は掲示板をを閉鎖してしまいます。

独身女性などはおそろしいためにほとんどの場合、この段階でサイトを閉鎖してしまいます。

それでも面白いネタである場合や、攻撃対象に指定されているような場合は徹底的に攻撃は続きます。

ここで大物ネタを釣り上げて自分のスレッドを人気スレッドに育てることに成功したプロ固定は大いばりで自慢できるのです。
ゆめゆめ、煽りに乗って該当スレッドに書き込んだりしないようにして下さい。


2002.10.16 (水) プロ固定によるワンパターンな嫌がらせ(その3)
さて、本人(ターゲット)の書き込みを誘発するために、さまざまな手法が使われます。

まず、数人の仲間(プロ固定)による自作自演。
まるでターゲット本人がスレッド内で反論しているように見せかける手法です。

「これって、もしかして○○本人?」とか
「ここを見てるんだろ? ○○、無職30男」、
「おまえが○○であることはわかってるんだ。下手な荒らしはやめろ。」
などと、延々と自作自演が続くのです。
しかし、これはワナなんです。

そして、煽られてうっかりターゲット本人が書き込んだとたんに、「おおおぉ! ご本人の降臨だ!」と騒がれ、プロ固定仲間をICQで呼び集めて一気に叩きつぶすんです。

ターゲット本人でなくて友人や知人が反論を書き込む場合も同じ対応をします。
いわく、「おおおぉ! ご本人の降臨だ!」・・・ あとは同じです。

そして、友人の反論はすべて本人のものとして扱われ、ずっと罵倒され続けるんです。
わたしの場合は2年ほど前の書き込みでも本人だとして現在も罵倒され続けています。

もう、アホらしくなります。よくもまあ、飽きずにやっているな、と。

こうしてターゲットが激しく反論しているような書き込みをすることによって、彼らは告訴されにくい環境をも作っているんです。
つまり、一方的な誹謗中傷であれば簡単に名誉毀損などの犯罪となりますが、激しく反論するとそれは名誉毀損ではなくただの口論になるんです。
告訴された場合、「反論された」「していない」の水掛け論になる可能性を作っているんです。
そして、その証拠としての本人の証明である「IPのログはない」ということにしていますから、証明のしようがないのです。

それならばターゲット本人がいくら反論してもいいではないか、書き込みが誰かわからないのだから、と思われるかもしれませんが、それは違います。

彼らはパソコン通信の時代からずっとそればかりをしていてのし上がった煽りの専門家集団ですからターゲットである普通人が反論して勝てることは絶対にないのです。
また、2ちゃんねるはそういう巧妙なシステムになっているんです。

プロ固定を叩くスレッドを立ち上げ、叩き続けるような場面をまれに見ます。すると、しばらくしてから「スレッド・ストッパー」が掛かります。
こうなるともはや書き込みはできなくなり、過去ログに行く前にすべて消去される場合がほとんどです。
スレッドストッパーを掛けているのは、プロ固定本人なんですからどうしようもありません。


ターゲットにされたのなら、

「絶対に2ちゃんねるの被害スレッドに書き込まない。」
「徹底的に無視する。」

それを守っていただきたいと思います。


2002.10.19 (土) プロ固定によるワンパターンな嫌がらせ(その4)
いいネタだ、とか攻撃対象に指定されている場合などは、まず、まえもって保存しておいたターゲットのサイトのコピーサイトを作り、公開します。

そして、このように煽るのです。「この犯罪者が作っていたサイトのミラーを作りました。まったく許されないことです。」などと

Tripodなどは削除されにくいので好んで使われるようです。また、海外の無料レンタルサーバーもよく使われます。
そして、悪質な場合は実際のサイトにすこし改変を加え、まるで悪質な犯罪行為をしていたかのような捏造がおこなわれます。

くれぐれも忠告しておきますが、インターネット上に自分の写真や家族の写真を掲載するのは絶対にやめて下さい。もちろん、住所、本名、電話番号もです。
たったそれだけのために苦しみ続けている人がいかに多いことか。
しかも、すべてが弱者なのです。
彼らの煽りに乗ってはいけません。「ネット上であるとは言え、あなたは責任あるサイトを運営している。情報を公開するべきでないか?」などと実に紳士的で説得力のある口調のメールが来たりしますが、あれはワナですから、無視して下さい。

「自分はまじめにやっている。2ちゃんねるで叩かれている変な人たちとは違う。だから絶対に被害者にはならない。だいじょうぶだ。」などと思っている人がいれば、それは大間違いです。
まったく無関係であっても「ネタ」として遊ばれ、吊し上げられているんです。しかもきまじめな人ほど、笑われるような反応や行動をとってしまうのです。

もっとも確実な対処法である、「まったく無視する」ということがいかにむずかしいことかを知って下さい。

インターネットは無法地帯であることをじゅうぶんに認識していただきたいと強く思います。

2002.10.20 (日) プロ固定によるワンパターンな嫌がらせ(その5)
ネットウォッチ板などの誹謗中傷が主なカテゴリの掲示板(ちくり裏事情など)は、書き込みのIP(リモホ)だけでなく、読み込んだときにもIPを取得しているんです。
これはハッキリと断言できる事実です。
そして、特定の権限を持っているプロ固定や上級削除人は許可された特殊なスクリプトのコマンドを使っていつでもそのログを参照できるんです。

ふつうは自分のサイトを置いているサーバーは通常接続しているプロバイダのサービスであるサーバーです。
だから、叩きスレッドの読み込みのなかのリモートホストからそのプロバイダを抜き出してみれば、ほとんどの場合、そのターゲットである人物のIPアドレス(リモートホスト)は特定できるのです。

わたしが実際に実行したことがあるのでまちがいありません。

2ちゃんねる掲示板ではsage進行といって、トップのHTML文書のリンクからではなく、いったん、「スレッド一覧」へ飛んでから読み込まねばならないスレッドがあります。

それが彼らの狙い目なんです。

まず、どこでもいいですから「スレッド一覧」を見てみて下さい。すごいですね、スレッドの表示が。板にもよりますが200程度のスレッドのタイトルが表示されます。
このなかで、ターゲットを叩くスレッドを見つけだし、それを読み込む人物はプロ固定以外では「ターゲットかその関係者」以外にはまずあり得ないんです。

それほどアクセスする人物は限られてしまうのです。

なぜかというと、インターネットには「リンクが深くなるほどアクセス数は激減する」という定理と「見つけにくいリンクほどアクセス数は激減する」という定理があるからなんです。

その見つけにくいリンク先を見つける、もしくはブックマークしておいて定期的にチェックするのはほとんどの場合、ターゲットである本人以外にはありえないのです。
それほど、自分と無関係なことに関してはたとえ友人であってさえ無関心なのです。

2002.10.21 (月) プロ固定によるワンパターンな嫌がらせ(その6)
さらに驚くべきことに、どのサイトのリンクから飛んできたのか、ということさえ調査されているようなのです。(ただし、監視されているIPのみのようですが)
ですから、自分のサイトのリンクから2ちゃんねるへリンクして、そのリンクをクリックして調べるようなマネはやめましょう。
特にチャットや掲示板からのリンクは要注意です。つねにチェックされていますから。

ヤツらから言わせれば「何も知らずに素っ裸のカモが来た。」ということですよ。

そのようにしてターゲットのIPを取得すれば彼らの思うつぼです。
IP(リモホ)はほとんどの場合、数字部分が変わるだけであとは変わりませんから容易に個人特定が可能なんです。
わたし自身、2ちゃんねる型(1ch.tv型も)匿名掲示板を運営した経験があり、そのようにして個人を特定していました。

かなりの確率でその個人の住所、氏名、仕事などは特定できました。

ただし、プロ固定はほぼ全員、プロクシを通してきていました。
一般の悪のり2ちゃんねらーが生IPでつないできていて簡単に特定できたんです。
意外なことに医療関係者や福祉関係者に悪質2ちゃんねらーが多かったです。

とにかく、そのような手法で、プロ固定たちは書き込みする人間および頻繁に見に来るユーザーがターゲットであるかどうかを的確に判断しているのです。

そしてターゲットがどの板にどんな書き込みをしているのかを調査することができるようです。おそらく、IPで書き込みを検索して特定できるのでしょう。

特に削除依頼板ではIP(リモホ)が出ていますから容易にターゲットが削除依頼しているのかどうかがわかるのです。(以前はIPホスト表示されていませんでしたが、削除人やプロ固定にはホストは丸見えだったのです)

ターゲットが削除依頼しているのがわかったら、彼らは喜び、さっそくターゲットの削除依頼を無視し、匿名書き込みで徹底的に茶化して煽り続けるのです。

この時点でほとんどの被害者は削除依頼をあきらめ、泣き寝入りするわけです。

ここにおいて、彼らプロ固定の作戦は成功しました。
あとは面白いキャラクターを作り出して本人の書き込みのように思わせるニセの書き込みを続け、それをまた名無しやプロ固定がいじめ続ける、という構図を作り続けるのです。

しかし、プロ固定たちの自作自演(つまりデタラメな演技)もだんだんマンネリ化してきて集客力や話題性がなくなってきます。自分たちでもアホらしくなるんでしょうね。

そうするとまた、いろんなワナを作り、ターゲットを引っかけて行動を引き出し、それをまたネタにして話題を作り上げ、スレッドを育てるのです。

まったくもって悪質極まりない連中です。まったくの一般市民を「公人であるだから法的に許されている」などという屁理屈を並べて、ターゲットをいじめ尽くして金儲けをしているんですから。




TOP


inserted by FC2 system