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独自ビルドの配布は停止いたしました。(MacOS X版パッケージも公式に吸収されました。)
今後、公式版イ ンストーラーをご使用ください。
ここでは知っていると便利な点などを紹介していきます。
forward-socks4a / localhost:9050 .
Torに はRendezvous Point System (HiddenService)というものが存在します。
これは匿名性を保ちながらサービスを提供できる機能で、例えばHiddenWiki(こ れはTorとPrivoxyな どのSOCKS4Aをサポートするソフトの組み合わせでアク セスすることができます。)のように、独自の.onionのURLを使用します。
これは他のプロトコルでも使えますので、例えば隠れIRCサーバーを 立てたりすることができます。
使用するのには以下のようなラインをtorrcに指定します。
尚、HiddenServiceDirは斉藤英樹が提供するCygwin版である場合なので他の処理系や公式サイトのバイナリでは動作しない可能性があり
ます。
HiddenServiceDir c:/hidden
HiddenServicePort 80 127.0.0.1:80
これは応用すると例えばVPNのように外部から内部のSSHサーバー に接続(127.0.0.1を任意のIPに指定できます。)するなどといった用 途にも使えます。
なお、これは実験してみた範囲ではこれはNAT(プライベートIP) を透過することができる性質を持っています。
つまり、NATの内側にいる場合に置いても、.onionアドレスで サービスが提供できるということです。 また、NATを使用していない場合でも、これを使用することによりプロバイダに知られることなく(Torを使用している、というのは分かるかも知れません がサービスが提供されているのか、といった点まではそう簡単には分かりません。)、各種サーバを動作させることも可能です。
やり方としては.onion内で完結するものについては必要な設定を torrc内に書き込んで実行する方法と、もし.onion外から一般に出した い場合には、torを実行させている他の外部サーバーからリアルタイムに転送をかけることによって行えると思います。
つまり……
HiddenService → 代理サーバー(tor動作) → HiddenServiceから読み出したファイルを出力
なお、.onion内のメールサーバーでメールを受けるのはサーバー がすでに存在しているため、Hidden Wiki内の情報を参照してください。 torrcのアドレス転送先としては任意のものが指定できるため、SoftEtherラ イクな使用方法も可能です。
注 意:サーバー(設定がうまくされていないApacheなど) によっては本当のホスト名を漏らしてしまう可能性があります。 ご注意ください。
プロ グラム名 | tor.exe |
起 動時オプション | -f torrc |
サービス名 | 任 意 |
終了方法 | WM_SYSCOMMAND→WM_CLOSE |
Tor スタートアップスクリプトファイ ル
※注意:作成するディレクトリは任意の名前にすることができますがその場合はTorのファイル名をディレクトリと同じ名称にしてください。sudo mkdir /Library/StartupItems/Tor
sudo cp Tor /Library/StartupItems/Tor
sudo cp StartupParameters.plist /Library/StartupItems/Tor
これで起動するはずです。 また起動時にも自動的に起動します。sudo /Library/StartupItems/Tor/Tor start
それぞれのコマンドの実行でエラーがでないことを確認してください。 尚、正常にコンパイルすることが分かっている環境では以下のようにもできます。./configure
make
make install
./configure; make; make install
これでTorはコンパイル・インストールされました。
ア クセスにはtorとPrivoxyの組み合わせが必要です。
非 常に誤解されている方がいますのでお知らせしておきますがこれらのサービスに関し、斉藤英樹は一切関与していません。 メールでこれらのサービスについてお問い合わせいただいてもお答えすることができません。(実際に誰がどこで実行しているサービスかも分かりません。) 悪しからずご了承ください。他 にもご存じな方はお知らせください。
管 理人連 絡先:hsaito@comcast.net