![]() ひろゆき＠管直人 ひろゆきあっとまーくかんなおと（1976 - 没年不詳）
巨大匿名掲示板２ちゃんねるの管理人。起業家、東京アクセス（＊休業状態とのこと）社長、メディアアーティスト。本名、西村博之（にしむらひろゆき）、ハンドルネームはひろゆきを名のった。東京都北区出身。中央大学卒。米国アーカンソー州のユニバーシティーオブセントラルアーカンソーに留学して心理学を学んだことになっている。
大好物はうまい棒。
■立身出世・・・・・・・・・
学生時代に実録！交通違反をもみ消して罰金を払わない方法ＨＰを立ち上げる。その後、巨大掲示板あめぞう入り浸るようになり、寒いギャグと機敏な行動によって有名固定ハンに出世したとされるが、あめぞうの過去ログが失われているため、ほとんど確かなことはわかっていない。はじめて確実な史料にあらわれるのは１９９９年６月１９日で、「あめぞう閉鎖の理由」スレッドに登場、あめぞう氏が「責任を持ってうちの、HP引き継いでくださるという、団体の方いらっしゃいませんカー」というカキコ（クレームで板が潰された愚痴らしい）に、ひろゆきが「おいらじゃだめでしょうか？」とレスを付け、あめぞう氏から「個人じゃおいらと同じ結果になると思うんです」と言われており、このころにはすでにあめぞうの有力な固定ハンのひとりとなっていた。
あめぞう掲示板はカリスマ管理人として尊敬を集めていたあめぞう氏によって運営されており、あめぞう氏はあめぞうリンクと呼ばれるアングラ系のリンク集を開設し、その評判が大変よかっために、掲示板も繁盛して様々なテーマの板を増設。より使い勝手の良い掲示板をめざしての開発努力の結晶が、現在何の気なしに２ちゃんねる型掲示板と称されるマルチスレッド・フロート型掲示板なのである。アングラの世界から身を起こして、荒らしやクレームそしてサーバー不調といった様々な困難と戦い、アングラと決別して非アングラ宣言までしながら巨大匿名掲示板を最初につくり上げたのはあめぞう氏である。
Ｂｉｇ本家事情＠副歴年表
http://members.tripod.co.jp/kansita/history.html
このあめぞう掲示板で有力固定ハンの地位にあったひろゆきはあめぞう掲示板が肥大化してスクリプト荒らしの襲撃とサーバー不調が続いたために、９９年５月３０日に避難所としての２ちゃんねるを開設。ここでひろゆきは掲示板管理者として独立する。ただし、その時点での２ちゃんねるの立場はあめぞう掲示板のサブであり、あくまでもあめぞう系掲示板の一つとしてである。ひろゆきはあめぞう掲示板で積極的な宣伝活動を行って顧客確保につとめる。あめぞう掲示板のサーバー不調は続き、その結果として２ちゃんねるは大量の固定ハンを引き受けることになる。
そうしているうちに、あめぞう氏が謎の失踪を遂げる。管理人不在、サーバー不調ほたらかしのまま、あめぞう掲示板は崩壊へ。
■後継者戦争・・・・・・・・・
カリスマ管理人あめぞう氏の謎の失踪によりあめぞう掲示板は崩壊。インターネット上ではあめぞう2000、あめぞう（仮）などのあめぞう系掲示板が乱立し世は群雄割拠の時代へと向かうかに思われたが、東芝クレーマー事件で急速な集客に成功し、難民化しかけていたあめぞうユーザーを大量に吸収して、いち早く中原を押さえることに成功したのが、ひろゆきの２ちゃんねるである。東芝クレーマー事件での勝利を背景に、２ちゃんねるは他のあめぞう系掲示板を圧倒する。正統後継者と目されていたあめぞう（仮）は６月１４日に閉鎖されている。（＊ほどなく復活した。なんだったんだろう。）
あめぞうの名を冠して、あくまでも主君あめぞう氏への忠節を貫く他のあめぞう系掲示板に対して、ひろゆきはいつのまにやら２ちゃんねるの意味を「あめぞうのサブ」から「メディアのサブカルチャー」とし、本来あめぞうで開発したハズのマルチスレッド・フロート型掲示板までも「２ちゃんねる型掲示板」と称して元々があめぞう掲示板の１固定ハン、あめぞう派生掲示板であった地位から脱して、独自に天下人の地位をめざす。
当然、あめぞう残党のあめざー達から反発を買い、２ちゃんねるは「壷」と罵称される。ひろゆきが、あめぞうへの忠誠心を真に持っていれば「２ちゃんねる」ではなく「あめぞう２」にすべきだったのだ。だが、ひろゆきのあめぞうに対する処遇はネット関連のカテゴリーにあめぞう板を設置したのみ。しかも、どういうワケか２０００年７月２５日にはその板を＠ネットウォッチ板に再編してしまう。
これは秀吉が信長の遺児、信孝を切腹に追い込み、信雄を改易し、また自分が立てた織田家の正統後継者であるハズの嫡孫秀信を岐阜１２万石の豊臣政権下での一大名として遇した故事に通じる。
現在ではあめぞう掲示板は２ちゃんねるの「前身」と言われるが、忠誠心厚いあめぞう残党にとっては噴飯モノであろう。あめぞう氏はひろゆきに国譲りをしたつもりはないハズ。これが故に、２ちゃんねるは「あめぞうのパクリ」との簒奪者としての密かな負い目をかかえることになる。
「あめぞうさんさえご存命なら、ひろゆきごときに…」というのは、あめぞう残党の一致した思いであろう。
■天下人・・・・・・・・・
距離的な障壁のないネットにおいて人の流れは一極化する傾向が強い。よりサービスのいいところへ、より面白いところへ、より人の集まるところへ。
あめぞう掲示板の後継者の地位という中原の鹿を文字通り実力で奪い取ったひろゆきの前には急速に拡大するインターネットという大きな可能性が開いていた。
数万人の人というあめぞう氏の遺産を元に、人が人を呼び２ちゃんねるは雪だるま式に巨大化する。特に匿名掲示板では、従来の掲示板や会議室の様な常連が場を仕切りいつのまにか閉じたコミュニティを形成して新参者が入りにくくなると言う障害がない。そんなことをしようとする愚かな固定ハンは名無しさんの良い袋叩き目標になる。匿名だから何を書いても安心以外にこういった論争の鬼か牢名主のような仕切り屋がいない、またはいても全然恐くないという意味でも人が集まりやすい特性を持っていた。無限にお題目が立てられるマルチスレッド方式は今やっている話の流れの腰を折る気兼ねをせず新しい話題が振れるという使い易さの特徴を補完する（特定の話題のスレッドを無節操に乱立されるとその限りではない）。それは、人の流れのとめどもない流入をもたらした。あめぞう時代のアクセス数を遙かに超えて２ちゃんねるの利用者はガンガン増える。そして重くなる。あんまりサーバーに負荷をかけるとまた追い出される。このままではあめぞうの二の舞〜
ところが、ひろゆきはあめぞう崩壊の悲劇をくり返さない秘策を持っていた。なんと彼は自サーバーを導入していたのである。これは彼が普通のサラリーマンではなく東京アクセスというＨＰ製作やサーバーレンタル会社の社長であるが故に可能であったのだ。
2ch打倒の切り札（正体が「プロの鯖屋」と判明 あめラーから糾弾される）
http://members.tripod.co.jp/kansita/1999/1999_0728_0724main1-ame.htm#019
自サーバーなら少なくとも追い出されることはない。クレームにも強くでられる。
それでも重いが、サーバーを増設しついでに海外のレンタルサーバーを幾つか補完に使う。これでサーバーが一台飛んでも、レンタルサーバーから追い出されても、サーバーを多数に分散しているからあめぞうで起こったようなクレームやサーバー過負荷による崩壊は防げる。メンテに手間も金もかかるのだが、ひろゆきは２ちゃんねるという巨大掲示板を維持せんが為にあえてそこまでやったのである。それでも重いが、徐々に改善に向かっているようだ。
マルチスレッド・フロート型匿名掲示板というあめぞうの遺産を手に入れ、鉄壁の自サーバーを擁した２ちゃんねるは無敵だった。１０万、２０万と人が増え、「ドコモ埼玉BBS襲撃事件」「銃夢ＨＮ問題」「若竹りょう子市議掲示板事件」といったマスコミ沙汰にまでなるトラブルとサーバーダウンを繰り返す急成長の中で、２０００年５月３日、あの事件が起きた。「ネオむぎ茶事件」である。周知のこと故に詳細は省く。
１７歳の犯罪という社会現象を引き起こしたネオむぎ茶のお陰でテレビ、新聞、雑誌を含めたマスコミはいやが上にも２ちゃんねるを取り上げた。ＮＨＫ「17歳の衝動」ではかなり大きく取り上げられた。たとえ否定的な取り上げ方でも絶好の宣伝になり、当たり前だがまた人が増える。今ではインターネットをやっていて２ちゃんねるの存在を知らないのはモグリと言って良いだろう。
２ちゃんねるがメジャー化するとともにひろゆきもマスコミ取材に引っ張りだこになる。彼はテレビ出演もし、雑誌にも出た。そこに現れた彼の姿と語り口は「どもども」「えへえへ」「ほいほい」の軽いイメージとは違うしょうゆ顔のクールでいかにも物事を割り切っている今時の若者だった。
有名ネットワーカーとしてネット系雑誌やインターネットラジオやインターネットテレビでも外せない。雑誌にはもう腐るほど出た。インターネットラジオのレギュラー番組を持ち、「チーム２ちゃんねる」で歌手デビューまで果たしている。
ネットを離れたリアルでもロフトプラスワンでのイベントに度々出演。更にネット起業家としてもビジネス界からの注目を集めており、神宮前orgの主催するイベントなどで講演活動を精力的にこなし新進ネット企業家としてもその前途は洋々である。ちなみに、自分の会社の東京アクセス（レンタルサーバやＨＰ制作業をしていた）は休業状態だとか。今はコンサルタント業をメインとして、神宮前orgの切込隊長氏から「メディアアーティスト」といういささか胡散臭いカタカナ肩書きを頂戴している。ところで「メディアアーティスト」って何する人なんですか？
かつては月々５万円の赤字を出していた２ちゃんねる運営も広告代でようやく赤字を解消。今では広告主に請求書を出すのを面倒くさがる余裕の見せぶりだ。
ネット人口の増大とともにネットアイドルに続いてやがて必然的に出て来るであろう存在があるとわたしは見ている。それは、サイトの運営手腕によって無数の人々の賞賛を集め、ネット社会全体それを越えて実社会にまでも絶大な影響力を持つ人物の登場である。人は彼をネットカリスマと呼ぶことになろう。
２ちゃんねる愛の劇場
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/9347/
| |
|
|
|
|
![]() わたしとひろゆき氏 そうそう、そういえば１回オフ会で会ったことがありました。
2000年9月2日(Sat) ：
ひろゆきのチン毛
2001年1月7日(Sun) ：
ひろゆき氏と遊んできました
|
![]() |
![]() リンク情報募集 | この「ひろゆきの謎」のリンク集に加えるべきホームページがございましたら是非ともご一報ください。
当方で確認および判断の上でこのリンク集に加えさせていただきます。
また、投稿記事でフォームに入りきらない長文の場合は哭きの竜宛にメールをお願いします。
メールにファイルを添付する場合はテキストファイルにてお願いいたします（それ以外のファイルですと恐くて開けません）。
諸般の事情でリンク集や記事情報に加えられない場合がございます。また、投稿記事の場合は掲載に際して伏せ字等の処理を行うことがございますのであらかじめご了承ください。
|